みなさーん、発声してますかー!

さてさて、前回は「ロングトーン」の基礎の練習をレクチャーしました。今回はその「ロングトーン」を使って、色々な応用編をやっちゃいましょう!今回行うレッスンは、より実践に近い発声になると思います♪しっかり、練習するべし!!ではまいりましょう 😉 

1、4小節頑張れ!

ロングトーンの応用編です。

まずは伸ばす長さを変えましょう。前回は2小節だったので、今度は一気に倍の4小節でいきましょう。えっ!と思った人も大丈夫です♪慣れれば簡単!

テンポは120で。メトロノームがない人は8秒ほど伸ばすようにしましょう。ブレスのブレイクも2小節から1小節に減らしましょう。少し、しんどいかもしれませんがここは気合で頑張りましょう(笑)4小節声が伸びたら、今度はブレイクを1拍にしましょう。これはかなり疲れますよ。でも大丈夫。コツをつかめば楽になっていきますから。

まずは 支え。これがしっかり出来ていないと息のコントロールが出来なくなるので、声が持ちにくくなります。そして 腹式呼吸 これも出来ていないと息が続きません。特に1拍ブレスは焦ると胸式になりますので注意しましょう。

声を出す時は最初の発声の仕方に注意しましょう。最初は必ず丁寧に出すこと。これが出来ない人は最初にすごく強く声を出してしまい最後まで持たないパターンが多いです。慣れてきたらいろいろな文字で練習しますよ!文字によってやりやすい文字と難しい文字があります。口が開きやすい「ア」などはロングは比較的一定に伸ばしやすいですし、口を閉じやすい「ウ」などは続きにくと言われています。4小節の間に伸ばしやすい文字と、伸ばしにくい文字へ変化していくなどして、いろいろな文字を組み合わせたりすると苦手な文字はなくなっていきますよ。

2、クレッシェンドしてみよう!

次は【クレッシェンド】です。

これは、応用編では技術の練習になります。クレッシェンドとは、だんだん大きくするという意味で、そのままだんだん大きくしていく練習です。歌では基本的にBメロの終わりなどでサビにつなげるテクニックとしてよく使います。

長さは4小節、もしくは8秒で。その長さでだんだん大きくしていきます。気を付ける事は、大きくすることに意識が行き過ぎて小節ごとに声を強く出そうしたり、息を多く出し過ぎたりして続かなくなってしまう 人が多いのでまず大きくし過ぎないこと。だんだん大きくしていくのが理想なので、まずは4小節の長さで無理なく大きくしていって下さい。

そのコントロールが出来てきたら、徐々に基本ベースになる大きさを変えていきましょう。でも最初は丁寧に小さく出して下さい。力が入りやすい人は大きく出そうとすると 下あごが下がりやすくなるので口が閉じがちな「イ」などのクレッシェンドが出しづらいとよく言われます。そういう人は口が開きやすい「ア」から「イ」にかえながらクレッシェンドしていくと出しやすくなったりしますよ♪

3、デクレッシェンドもやりますよ!

次は【デクレッシェンド】です。

これもそのままの意味でだんだん小さくしていく技術です。歌ではニュアンスをつけるために結構使うテクニックです。歌がロングトーンのフレーズでも短めのフレーズの語尾でも、かなりせつない表現ができるので、バラードなどが好きな人はぜひ身につけて下さい。

長さは4小節、もしくは8秒。注意していただく事は、息をだんだん弱くしていくと息がもれて、持たなくなって声が安定せず揺れてしまったりします。歌でも、フレーズの語尾だけをわざと息をもらすという技術はありますが、意図的ではなく息がなくなってしまうと声も出なくなるので、重要なのはコントロールする事となります。息を弱くしていくのではなく声を徐々に小さくしていくようにして下さい。(共鳴を抑えていく)それもあまり小さくしすぎないようにしてまずはゆっくり自分が楽に小さくできる声量で。実はクレッシェンドよりもこちらの方が結構難しいかも知れません。しっかりコツをつかんで歌で活用しましょう!

今回も頑張りましたねー!どうですか、少し発声が安定してきましたか?その調子です!まだまだという人も、繰り返しあきらめずTRY!ですよ♪継続は力なり!…ちょっと違うか(笑)

でも、何度もやっていれば自分なりのコツもつかめます♪楽しんでやりましょう 😀 さて次回は、ロングトーンを使った【応用編2】です。声門開閉を利用した、お腹に効く発声ですよ(笑)♪お楽しみにー 😛