みなさーん、お元気ですかー 🙂 

さて、今回も歌うまの修行は続きますよ!前回から4回にわたって音程改善に関してのレクチャーやトレーニング方法をお伝えしてきました 😎 まだ、音程が気になる方は

コチラ→ https://www.cybermonkey.biz/voicetraining-19/

今回は歌唱テクニックの一つ【ビブラート】の方法をお伝えしていきます!みなさんもしっかり練習してくださいね♪ではスタートです☆

1、ビブラートとは

まず、最初に理解していただきたいことがあります。

ビブラートとは、音に波を出し気持ちよく聞かせるものです。
「聞いたことがない!」という人の方が少ないのではないでしょうか😊
 
一番最初に思い浮かぶのは、バラードなどで出てくる、ロングトーンの時に使うビブラートだと思います♫
その他にも色々とあるので、DREAMS COME TRUEさんの「LOVE LOVE LOVE」で例えていくと
 
・フレーズ語尾の処理→ 出だしの「ねぇどうして〜」
音をブツっと切ったり、真っ直ぐに伸ばさずビブラートをかけながらデクレッシェンドする
 
・フレーズの途中で使う→ Bメロ頭「ふたり〜であ〜った日が〜」
 
また、この曲には無いですが、サビに入る前のBメロ終わりをビブラートしながらクレッシェンド(だんだん大きく)してサビ前の抑揚をつける。と言った形です😊
 
この様に抑揚や、グルーヴ感を出すために使う事も多いですが、音を揺らす事によって感情を出す事にも使えます✨
 
宇多田ヒカルさんの「First Love」の出だし
「さ〜い〜ごの」の 「さ」と「い」の間に細かなビブラートが入る事よって、「最後」という切ない感情が表現されています😃
R&Bなどでは多用されていますので、どんな所に使われているか、聴いてみるのもオススメします😆

 

2、ビブラートの種類

ビブラートの方法として、音程を上下させる という点では一緒ですが 基本的には大きく分けて 音程の差・音圧の差 の2つがあります。
 

【音程の差】

ドの音でビブラートをかける場合、♫ドシドシドシドシ…という風に 音程を半音の間で上下して出していきます。

【音圧の差】

ドの音を発声しながら、スタッカートをする時のように横隔膜を使い 音圧により音程を上下 させます。

壁に寄りかかった状態でアーーと声を出しながらお腹を押すと、一瞬声が強く、少しだけ高い音が一瞬出ませんか?これが音圧の差のビブラートです。

歌の中では、 【音程の差】 のビブラートをよく使用していきます。音圧の差だと大げさになってしまい、柔らかさがなかったり自然でなかったりします。また、音圧の差を使うと小さくかける事が難しくなります。

ただし、アクセントとしてビブラートの頭の音などに使用したりもします。この2つ以外にも幾つかビブラートの種類がありますのでご紹介します◎

【ちりめん】 勝手に小刻みに震えているビブラート

【上昇】 (演歌によく見られます😊) 呼気を強くしていき音程が少し上がる

【下降】 呼気を弱くしていき音程が少し下がる

【ボックス】 上下の音程差の幅を保つ

【縮小】 音の波がどんどん小さくなる(デクレッシェンド)

【拡張】 音の波がどんどん大きくなる(クレッシェンド)

【ひしがた】 音の波の幅が 小さい→大きい→小さい になる

まずはボックスで安定したビブラートができるようになってから、曲調やテンポ、歌詞に合わせて色んなビブラートを使い分けできるといいですね😊

いかがでしたか?ビブラートはたくさんの種類がありますね。中でも基本とされるものは音程差のビブラートです。まず、これをマスターしていきましょう!ビブラートをマスターすれば、歌に抑揚がつき、聴いている人も気持ちのいい歌声として感動されます♪しっかりとトレーニングしていきますよ!それでは次回実践で 😎