みなさーん、こんにちは!発声の時間がやってきましたよー 🙂 数回にわたりミックスボイスやミドルボイスについてお話しています。前回では、ブレークポイント(換声点)を見つけることが大切とお伝えしましたが、皆さん見つけることは出来ましたか?まだ、やっていないという方は

コチラ→ https://www.cybermonkey.biz/voicetraining-25/

まずはそのブレークポイントをリリーズ(解放)してあげましょうね!それではスタートです☆

1、あなたはどのタイプ?

前回、ミックスボイスについてお伝えしましたね😆  ミックスボイスが使えない方は、原因を追求する事が大切です。今回はより詳しく、幾つかの原因をお伝えします✨
 
A、喉(喉頭)が上がる(HIラリ)
喉頭の事を【ラリンクス】といい、喉頭が上がっている(Hi)状態を「ハイラリ」という言い方をします。一番よく見られる傾向ですね。体感としては、喉が狭くなるような感じ、喉声のような感じ、声が細くまたは薄くなる、急にザラッとした質感の声になる感じです。
 
B、がなり声(Lowラリ)
上記とは逆に、喉頭は上がっていないが、下がり過ぎている「ローラリ」です。力一杯シャウトに近い声で、ドラえもんに出てくるジャイアンのような歌声。少し音程がフラット気味になるのも特徴です。
 
☆このように喉頭は下げすぎても上げすぎてもよい発声には繋がらないため、適切な喉頭位置を覚えることが大事です◎
 
C、裏声になる(フリップ)
換声点(声区と声区に境目、ブレークポイントの事です)になった瞬間に声が裏返る。急に喉の力が抜けたようになり音程が不安定でシャープぎみになります。
 
D、地声がもともと細い・軽い(ライトチェスト)
女性に多いですが、チェストボイスの成分が少なく、弱々しい声です。
 
E、換声点なしで一定(ノーチェスト)
合唱でもよく見られる傾向で、うまく歌えない人は、低い音も高い音も全て細く芯のない声。全て裏声で出しているため、声区の切り替えがない。こちらに関してはまずはチェストボイスを出せるようになることから始めましょう。

 

2、タイプに合わせたエクササイズでミックスボイス

あなたはどのタイプだったでしょうか?上記の中の、必ずどれかに当てはまるはずです。
1つのタイプだけでなく、複数に当てはまる方もいますので、その時には1つずつ解消していきましょう😊
「当てはまるものがなかった!」という方。すでにきちんとミックスボイスができています✨✨
喉頭の位置や、息、声門閉鎖のバランスなど、様々な状態からうまくミックスボイスが使えていない為、必ず状態に合ったエクササイズをする必要があります。ローラリとハイラリは真逆な状態なのに、同じエクササイズで解消できませんよね💦 つまり自分に合ったエクササイズを行わないと、逆に間違った発声のクセが付く場合がありますので、必ず専門家にみてもらいましょう!
 
いかがでしたか?ミックスボイスの練習といっても、それぞれ個人によりタイプ(換声点の症状)が違います。それに応じたエクササイズが大切になります。間違ったものをしてしまうと何年経ってもミドルボイスが出せないということにもなりかねません。または、余計に声が出なくなることもあります。しっかりと見極めて練習しましょうね♪ さて次回もミックスボイスについてお伝えいたします。お楽しみにー 😛