みなさーん、こんにちは 🙂 今回もレッスンしていきましょう!みなさんも興味がある「ミックスボイス」または「ミドルボイス」について、前回はその違いと説明をさせて頂きました!まだ読んでいないという方は

コチラ→ https://www.cybermonkey.biz/voicetraining-24/

さて、ミックスボイスについては色々な考え方がありますよね。もう少しその説明とそのあとレッスンをしていきましょう!ではスタートです☆

1、ミックスボイスの見解

ミックスボイスとはそもそもなんなのか?という事になりますが、ミドルボイスとミックスボイスの違いは前回述べましたね。ただ、ミックスボイスの事をミドルボイスという方(考え方)の人も多くいますので、ミドルボイスという事に絞ってお話します。

本来ボイスレジスター(声区)は地声・裏声で分けられています。これは皆さんもお分かりの通り

・地声(チェストボイス)=話し声(声帯が分厚く触れ合っている状態)

・裏声(ヘッドボイス・ファルセットなど)=高音の透き通るような声(声帯は完全に閉鎖されておらず、薄く伸ばされた状態)

さて、ミドルボイスというのはその中間とされています。中間?微妙なニュアンスですよね。

つまりミドルボイスは、地声なのか裏声なのか、という決定付けられたものはありません。両方の意見が交わされています。

Cyber Monkey ヴォイストレーニングクラブでは、基本的にはミドルボイスは、裏声という見解にあたりますが、そんなことはどうでもいい!とは言いませんが、そこまで大切なことではありません。

そもそも、ボイスレジスター(声の区域)は声質により分けられており、チェストボイス(地声)は、声帯が分厚く振動し倍音成分が多めです。ヘッドボイス(裏声)は、声帯部分の倍音成分が弱まり、少し丸みのある地声よりも細い声になります。こういった声質により分けられているので、ミドルボイスは、「地声か裏声か」というカテゴリーに無理やり入れる事が本当に大切なのか?という事を考える時間がもったいない気がしますよね。

要は、低音から高音にかけて換声点(声が変換するところ)がなく、スムーズに1本化できることが大切なのです。

 

2、ブレークポイント(換声点)を見つけだせ!

声には低音から高音へ上がっていくと、必ず換声点という出しにくいところが出てきますよね。皆さんは、そこからもっと高音を出したいと思った時に

1、勢いや気合などで力みながら出そうとしたり

2、これ以上は地声では出ない、と思った瞬間にスグに裏声に変換して高音を出したり

そのような発声していませんか?理想は声の1本化ですよね。低音から高音まで、スムーズに出せる状態をつくりたいですね。それにはまず、ブレークポイント(換声点)を知ることが大切です。ブリッジやパッサージョとも言われています。

そのブレークポイントの見つけ方は

5音の往復(ドレミファソファミレド)を使います。低音から高音まで5音の往復で、半音ずつ上げていきます。すると、出しにくいところが出てきます。

【ここで注意点】高音に上がっていきますが「完全に出ません!」という所ではなく、声質が変わるところまでです。地声(低音)部分よりも少し薄くなってザラッとしたような声質になったところ。体感としては「ちょっと出しづらい、喉が閉まってきたような気がする」というところです。高音の限界まで行ってはいけません。限界のもっと手前に必ず出しにくくなるスタート地点があるはずです。そこを見つけましょう!録音できる環境がある方は、録音しながらやるのもイイですね♪

そのブレークポイントで、どのような発声になっているかがミドルボイスをつくっていく大事なポイントになります。

 

いかがでしたか?ミドルボイスをつくる際には、大切なのが換声点です。そのときどのような状態で発声しているかで発声を改善できます。そのパターンと改善方法については、次回のレッスンでお伝えしていきます。今回で、ある程度のミドルボイスについてはお分かりいただけたと思います。更なるステップアップを目指しますよ!では次回、お楽しみにー 😛