みなさーん、こんにちは!今日も元気に発声しましょう♪ 前回は、声のポジションなどについてレクチャーしましたよね。今回はその声を実際にポジショニングしていこうというレッスンです。つまり簡単に言えば、音程が高くなると声が薄くなったり、低音だと息が漏れたりなどをなくすため、どんな音程でも安定した声を発声できるようにしようということです 🙂 まずは声のポジションについて、もう一度復習いたい方は

コチラ→https://www.cybermonkey.biz/voicetraining-32/

さてさて、どの音程でもしっかりと安定した発声が出来るように頑張りましょう!それではスタートです☆

1、まずは知っておこう【絶対音感と相対音感】

声のポジションの練習で、音程をいどうしていく前に【音程(ピッチ)を正確に合わせる】ということが重要です。まず、絶対音感と相対音感というのを知ってお行きましょう!

・絶対音感: 鳴らした音の音名がわかる。例えばランダムにピアノで音を一音、一音鳴らしたとしても、その一つ一つの音がどの音を鳴らしているかが分かり、音名として理解できるという事です。

・相対音感: 基準として音を鳴らし、その音(音名)を伝え、それを基準として他の音が分かるという事です。

・ほとんどの人は相対音感を持っていて、努力次第で音程はよくなります。音程は記憶です。例えば当スクールの無料体験に初めてお越しになる方々によくあるのですが

「私は音痴です」という方、実際ピアノでランダムに音を出して「ピアノの音と同じ音を出してください」と言うと

「えー、わからないです」と言って音をはずす方がたくさんいらっしゃいます。

しかし、その後に私自身がその音を声に出して、「私の声と同じように出してみて下さい」と言うと

その音をはずさずに、私の声と同じ音を出せるという事が起こります。

どういうことかわかりますか??

ピアノだとわからない。私の声だと同じ音を重ねて出せる。

人間の声は日頃私たちの生活で毎日、毎日耳にしています。つまり慣れ(記憶している)ているのです。

でも、ピアノはその環境にいる方以外はほとんど毎日耳にしません。慣れていない音なのです。

今日から毎日、ピアノに合わせて「ドレミファソラシド」を何回も何回も練習すると

「ドレミファソラシド」がガイドなしである程度、音が取れるようになります。

これは記憶です。

つまり、苦手な曲でも何度も正確な音程で練習すれば、外さなくなります。(自分の音域以上のものは別)

 

2、安定させて音程を移動する方法【声のポジショニング】

どうしても、音程が高くなるにつれて、声が細くなる。という事を感じたことないですか??

もちろん高音発声時は、低音より細い声質になるのは当たり前なのですが

それでもあまりにも「差」がありすぎる~、という方は安定した「声のポジショニング」の練習をしてみて下さい!

【練習内容】

スタートの音を「ド」とした場合

ド→ド#→ド

というようにスタートは半音、又は1音くらいの差で音を往復します。

それをスタートの音は変えずに、半音ずつ上にあげていきます。

その工程をオクターブの差が出るまで高い音を発声していきます。

参考動画)https://www.youtube.com/watch?v=UWAJsJGvqOE

 

【注意点】

・滑らかに出す。

・間の音(低い音から高い音、また低い音へと戻る)をしっかりと意識しながら出す。

・力まない。特に高音

・着地の音が薄く浅くならないように意識する。

【ポイント】

・高音へ上がる際に感覚まで上に持っていくのではなく、音程は上がっていくが平行に移動しているような感覚で。←(音程のみをとる練習ならば、上へあがるような感覚の方が取りやすいが、今回は声のポジションなので)

・慣れてくれば、テンポを速めて滑らかに出来るようにする。

・オクターブの差のみでキーを半音ずつ上げていく。

いかがでしたか?高音で薄い声にならないように、安定した声を保つにはポジショニングが大切です。色々なエクササイズでも言ってきましたが、今回もボイスレコーダーなどがあると便利ですね♪ちなみにモバイルでの無料アプリなどもあるので、便利に利用しましょう!滑らかに音程が移動できるように練習してみてくださいね(^^♪それでは次回をお楽しみに― 😀